こんにちは、エミリーです。縁起でもないタイトルですみません。合格発表前夜に不合格について考えを述べさせてください。 ブログ全体の目次
はじめに
合格発表後にこの記事を目にした方、まずは今回の挑戦おつかれさまでした。この記事は気持ちの整理がついてから読みたいと思えたら読んでほしいです。
マインドセットで説明できる合否への反応
このブログでも度々登場している「マインドセット」について、再度ご説明させてください。
*再掲*
マインドセットとは、「しなやか」or「こちこち」という二項対立になっています。
能力を固定的に考えるこちこちのマインドセットだと、自分が有能だと示さねばならなくなってしまいます。能力は伸びると考えるなら、今の自分の能力が低いことを受け入れられますが、能力が固定だと考えるなら、いつの自分の能力も高いと示さなければならなくなってしまうのです。
点数が上がる勉強とは×を○にすることなので、しなやかなマインドセットと相性が良いです。
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合格という目標が残念ながら叶わなかった場合、マインドセットによって、その不合格を「固定的に」捉えてしまうかどうかが変わってきます。
- こちこちのマインドセットだと、一度でも不合格だとそれを「固定的に」とらえてしまうので、翌年以降に挑戦するときも「どうせ」という気持ちが起きやすく、やる気が減少しやすくなってしまいます。
- しなやかなマインドセットだと、「自分を責めずに教訓にして成長する」ことができるので、翌年の勝率が上がりやすくなります。
当然に「今年の試験に合格しなかった」という結果は「今後も合格しない」という意味ではありません。気持ちの整理がついてからで良いので、ぜひ結果をしなやかなマインドセットでとらえてほしいと思います。
ちなみに、こちこちのマインドセットの人は、合格した場合もそれはそれで「自分が有能だと示さねばならない」ので、「自分は有能だから合格した」というような言動をとってしまいます。
私が言うまでもなく、人間のスキルはコーンフレークの袋みたいに(それどころではなく)多様なスキル・魅力・強み・資質・資産の組み合わせであり、one of themでしかない診断士試験に合格したかどうかで人間の優劣を述べる人がいたとしたら、その人はこちこちのマインドセットの人だということです。
合格者と不合格者の違い
何年か資格受験アカウント界隈にいると、合格者と不合格者の違いについて様々な考察を見かけることがあります。
見かけた記憶がある内容(曖昧)
- 合格者は前向きでキラキラしている。自分にはそういう点が足りていない。
- 合格者は中学受験をしている。中学受験をしていない自分は合格できるはずがない。
合格者に多い傾向/不合格者に多い傾向はもちろんあり、私もいくつか言語化することができます。
ですが、シンプルに言って、合格者と不合格者の違いは「試験の点数」です。それ以上でもそれ以下でもありません。
試験の点数 ≧ 合格最低点 だった人が合格して、
試験の点数 < 合格最低点 だった人が合格しない、ただそれだけです。
試験の点数が合格最低点を超えるかどうか
では試験の点数が合格最低点を超えるかどうかは、どう決まるのでしょうか。試験の点数はいつもの二次方程式で要素分解できます。
試験本番の点数 = ①勉強前の点数 + ②生産性 × ③勉強時間
試験の点数が合格最低点を超えられなかった方は、(①勉強前の点数はコントロールできないことなので)②生産性と③勉強時間について検証すると良いでしょう。
- 時間は投下したが点数が上がっていない場合
点数を上げる勉強ができていないので、勉強方法を改善する - 時間が投下できていない場合
なぜ時間を投下できなかったのか理由を多面的に深掘りする
└理由に対して、打ち手を打って改善できる見込みがあれば翌年再挑戦する
└改善できない理由の場合、個人的には撤退や一時休戦をおすすめします
ダラダラ受験をつづける人たち
※後日更新します※
体感50人に1人くらいの割合で、合格するための行動はしないものの「受験生」というステータスの維持に執心されている方をお見かけします。
その件についても持論があるのですが、50人中49人の方には関係ない話であり、合格発表直後に聞きたい話でもないかなと思ったので日を改めて述べることにします。
※※※※
合格したらどうなるのか
まず、こちらの本、大変おすすめです。
診断士取得後に活動しない人も含めたタイプ分類がされていて、資格を生かすにも殺すにも参考になるかと思いますのでよければぜひ。
そして、こちらの本では
診断士は人生を変えるパスポート
刺激と成長のあるビジネスライフを送りたい、能力を伸ばし、能力をフルに発揮して世の中に貢献したい、と考えている人にとって、診断士は経験・知識・人脈を広げ、ライフステージを変えるパスポート
と表現されています。
本記事では不合格の場合のとらえ方について多く述べましたが、「不合格でも良い」とか「合格する必要はない」とか言うつもりはなく、皆さんが挑戦された試験は、挑戦の価値があるものだとも思います。
おわりに
以上です。
とにもかくにも、2023年の二次試験に挑戦された皆さま、本当におつかれさまでした!
ここまでお読みいただきありがとうございました。
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