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事例Ⅳの勉強方法

はじめに

こんにちは、エミリーです。
今日は事例Ⅳの勉強方法をお伝えします。本番の点数は85点でした(マウント) ブログ全体の目次

ステマ回避

私は有料の事例Ⅳ特訓講座を開講します。

わけも分からず公式を使うな😡エミリー怒りの事例Ⅳ特訓🔥

事例Ⅳのコツ

私は、事例Ⅳのコツは「人間はそんなに賢くないと知ること」だと辿りつきました。

私は知っていますよ、引用RT先で「頭がいい人のやり方は参考にならない」と言われていることを😇私からしたら「いやいやいや…めんどくさがってやりたくないだけでしょ?」って感じです。(ちなみに「めんどさくてやりたくないのは今まで成功体験がないから」という悪循環なんですけどね)
私が「4桁×4桁の掛け算を暗算しろ」みたいな頭がいい人にしかできないことやれって言ったか!?おぉ!?(喧嘩腰)

むしろ全く逆で、私は「自分がそんなに賢くないことを知っている」ので対策していることを「参考にならない」とか言う人はやっていないということなので、あなた様はさぞかし賢い方なんでしょうね!?(喧嘩腰)

  • 暗算や暗考えというのは普通の人間には難しいんです。それなのに手元のメモが全くなく頭の中だけで考えている人はさぞかし賢い方なんでしょうね!?
  • 人は忘れる生き物です。エビングハウス忘却曲線。それなのに「記録して何回も見返す」ということをしない人はさぞかし賢い方なんでしょうね!?
  • 自分一人ではどうせわからないことを人に質問しないのはさぞかし(略)

仕事に置き換えるとわかるんですよね。「仕事できない新人に限ってメモ取らない、見直さない、人に聞かない…」勉強においてもその逆をすれば良いのです。

事例Ⅳの誤解

事例Ⅳは全然数学じゃないです。

みなさん東大入試の数学ってどんな感じかご存知ですか?最初はどうやって解いていくかの方針がまだ立てられず、試しにいろんなパターンを実験してみて「あ、こんな法則があるのかも…?」と仮説を立てて検証しながら解き方を収束させていく、そんな感じなんです。(抽象的)事例Ⅳとはだいぶ様子が違います。

では事例Ⅳは何なのか?私は「数学」と表現するよりも「情報整理・ミス対策」と表現する方が実態に近いと感じます。
やるべきことは決まっているのですが、やらなきゃいけないことが多くて複雑だから、途中一つもミスをせずにゴールするのがむずい。特にNPV。でも実務もそんな感じなんですかね。

「NPVはやることが決まっててまだ解けるけどCVPは数学っぽいから苦手」という人もいます。気持ちはわかります。が、CVPもそんなにひねるのもムリなんです。(作問者の気持ち)
じゃあなんでCVPは解けないかというと、

  • 売上ー売上×変動費率ー固定費=利益

という公式を意味もわからず使っているからです。そういう人はこの公式が当てはまらない問題を全滅させています。

私が事例Ⅳ特訓講座を開講しようと思ったのも、大手予備校の事例Ⅳ講座を受講したことがある生徒様が複数名こんな感じだったからです。(A社受講したXさん、B社受講したYさん、それぞれこんな感じでした。)

そして、Xさん・Yさんに説明して解いてみてもらっても、思考停止の公式が染み付いているので1回では改善に至りませんでした。

  • 「説明を聞いた時は『そんなの当たり前じゃん』と思ってました…」
  • 全体の“森”が見えていなくても目の前の“木”を追いかけていけばそのうちゴールできる時があるので、意味はわかっていなくても目の前の“木”に飛びつくことが我慢できない →思考停止公式で解ける問題は解ける・解けない問題は解けないまま

1回聞いただけではできるようにならないので、できるようになるまで特訓しましょう🔥

やること

手元のメモの書き方の訓練

日本語を書く

事例Ⅳできない人のメモには数式しかなく、日本語が書かれていません。

アナロジー思考だと思って聞いてほしいのですが、プログラミングでは命令に必要な「コード」の他に、命令には関係ない「コメント」を書くことができますよね。一般的に、コーディングではいきなりコードを書き始めるのではなく、

  • 先に見通しを立てる
  • 「コード」だけでなく「コメント」を残す

と迷子になりにくいです。

プログラミングに置き換えたイメージ

著作権フリーのt-hom’s diary様のコードを使わせていただきました。ありがとうございます。URL

事例Ⅳでも

  1. 目の前の“木”に飛びつかず、先に見通しを立てる
  2. やってる最中に目印を残しておく

ことを目的に、まずは日本語を書くべきです。日本語が書けない箇所は、理解せず思考停止で公式を使っている箇所だったりします。

暗算・暗考えはしない

暗算・暗考えはミスの元です。生徒様のミスを見ていくと、だいたいこれです。

  • ×突然どこから来たのかわからない数字が登場する
  • ×書かれていない式を電卓する

こういった飛躍があるとミスします。問題文に書かれていない新規の数字を登場させる場合は、その数字がどうやって誕生したのか式を書くべきです。「今から電卓で計算するぞ!」という式は、脳内で生成するのではなく、紙に書いてください。つまり、紙に書かれていない計算は電卓してはいけないということです。飛躍禁止。

ミスノートの活用

みなさん同じような理由でいつも同じようなミスをしています。ミスと対策を記録して何回も見返すようにしてください。
参考:「できなかった理由の深掘りと対策立案」のやり方

わからないことは聞く

解説を読んでもわからないことは、人に聞いてください。
参考:解説を読んでもわからないときの正解

実は大切なマインドの話

私は最初、試験勉強はやるべきことをやるだけという「行動の問題」だと思っていましたが、まなび生産性向上で生徒様の変革に立ち会って、「マインドの問題」の方が大きいのだと気付きました。そりゃそうだ、世の中やるべきことの情報はあふれているのに、それでもやらないのは何か理由があったんですよね。

苦手意識とマインドセット

「苦手だから」の後ろには「だから仕方ない」という思考停止が待っています。でも本当は一つずつミスをつぶしていけばできる、「やればできる」なんです。

2年連続事例Ⅳ足切りだった生徒様の感想①

2年連続事例Ⅳ足切りだった生徒様の感想②

なんでこんなに変革されたのか私も解明したくて笑、いろんな解釈があると思いますが、この本が言うところの「こちこちのマインドセット」が「しなやかなマインドセット」になったというのが一番しっくりきています。「苦手だからできない」から「やればできる」に変わった。

裏の目標

もう一つマインドの話で欠かせないのが、別記事予備校や模試の活用方法でも紹介した「なぜ人と組織は変われないのか」で登場する「裏の目標」です。

人には自分でも気付かない「裏の目標」があるそうです。自分では「合格したい!」と思ってるはずなのに、深層心理では「合格したくない」という気持ちもあり、合格のための行動を阻害しているという、信じがたいかもしれませんがそれが矛盾を抱えた人間という生き物だそうです。

例えば、本気でダイエットしたいと思っていて、どんなに甘いものを我慢したり運動をがんばったりしてもうまくいかない人がいました。その人の裏の目標を深掘りすると、実は「痩せて性的な目で見られたくない」という「ダイエットしたくない」という気持ちも持ち合わせていることがわかったそうです。

この話を野網先生とした際、「お金持ちになりたいと言いながら本当はお金持ちになりたくない人と同じ構造ですね」とおっしゃっていました。
参考リンクがこれで合ってるかわかりませんが一応:【実はみんなやってる】お金持ちになりたくない人がする行動5つを紹介! | リベラルアーツ大学

私も、以前ブログの引用RTで「人間の脳は10歳くらいで決まるので、中学受験をしたかどうかで、試験が得意かどうかが決まる」といった感じの投稿を見かけました。(曖昧)勝手な推測をお許しいただきたいのですが、その方は裏の目標として「中学受験をした人は試験が得意、してない人は苦手、自分は中学受験をしてないから試験が苦手でも仕方ない」ということを証明したい気持ちがあるのではないでしょうか。となると、合格したい気持ちも嘘ではないと思いますが、同時に「合格したくない」気持ちも抱えてしまっているわけです。信じがたいかもしれませんがそれが矛盾を抱えた人間という生き物だそうです。(二度目)その場合、この裏の目標を自覚できないと、合格を阻害する原因に気付けず、わけもわからず合格のための行動ができない、ということになってしまいます。

あと、恋愛において幸せになりたいけどなりたくなりきむももちゃんのnoteも面白かったですw

以上、マインドの問題でした。

ピアラーニングでやること

さて、話を戻して、事例Ⅳ特訓のピアラーニングでやることを紹介します。

ピアラーニング自体については過去記事でも紹介。
参考:SNSの功罪とピアラーニングのすすめ

事例Ⅳ特訓としてのピアラーニングは以下を想定しています。やりながら多少カスタマイズするかもです。

Discordを使います

Discordというアプリを使います。slackやTeamsみたいな感じです。

宿題を判定し合います

宿題ができた人から「判定お願いします!」と元気よく投稿してください。判定できる人が「これは私が判定します」と宣言して判定してあげてください。

冒頭で説明したような

  • 日本語が書かれているか
  • 飛躍がないか

をチェックしてもらいます。判定したらその結果を投稿者にフィードバックします。

  • 1回で完璧にできる人は少ないと思われます。悪いところがなくなるまで何回でもやり直します。
  • 判定OKになったらレベルアップです。名前にレベルを明記してもらうので、名前を更新していってください。
    エミリー(Lv.0)→エミリー(Lv.1)

レベル低い人がレベル高い人の判定をするのも全然有りです。もちろんその逆も有りです。

タイミングが合えば音声チャット(オンライン会議)で説明&フィードバックするのも推奨します。

宿題投稿者「これはこうやって解きました!」
判定者「なるほど!」「ここはどういう意味で書きましたか?」

万が一タイミング的に埋もれたりする等あったら最後は私が判定しますが、判定する側にも学びが大きいのでメンバー同士での判定がおすすめです。

  • レベル低い人がレベル高い人を判定する場合
    シンプルに勉強になる。
    自分の宿題を解く時に過去の判定済みの投稿を参考にしてもらってもいいです。が、もちろん理解せずコピペしても意味ないのでそこんとこよろしくお願いします。
  • 全レベルの人が全レベルの人を判定する場合
    客観的に見れるので「たしかにこれはミスして当然だな〜」というのがお分かりいただけると思います。自分も気をつけるようにしてください。(私もまなび生産性向上を始めてから勉強のメソッドがどんどん洗練されていっています。)
    逆にレベル低→高の場合と同様「この書き方いいなあ」という学びもあると思います。参考にしてください。

わからないことは聞いてください

普通にTwitterで聞くで良いと思うんですが、クローズドな場の方が良い場合はDiscord内で聞いてもらって大丈夫です。

オンライン勉強部屋として使えます

無言勉強部屋、質問OK部屋、ディスカッション部屋…好きに使ってください。

ピアラーニングの心得

いつも言っていること↓

私は「試験は自分の点数を合格最低点より高くできるかという自分との戦い」だと思っています。「隣のAさんより高い点を取れるか」ではないと思います。
中小企業診断士試験も毎年1万人以上が受験します。私たちが予備校やSNSで知り合えるのなんてせいぜい100人くらい?知らんけど。そんな狭い母集団をライバル視して警戒しても意味なく、むしろこの仲間内で助け合って高め合うことが“有益である”と思います。勉強アカ界隈は既にその雰囲気ありますね。

おわりに

以上、事例Ⅳ特訓に参加しない方にも参考になると思うので参考にしてみてください!
参加者におかれましては私も楽しみにしているのでよろしくお願いします!

ここまで読んでいただきありがとうございました。

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