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シン・試験勉強とは「出来なかった理由の深掘りと対策立案である」

こんにちは、エミリーです。ブログ全体の目次

個人的に診断士試験の受験指導を開業したのですが、先日生徒の方から『「正しい」勉強方法という意味がやっとわかった。ブログを読んだだけでは100分の1しか伝わっていなかった」と言われました。その方はブログ愛読者()だったので、「こんなに伝えているのに…!?」と愕然としました。

また、別の生徒の方からとってもわかりやすい表をもらったので、今日こそは試験勉強とは「出来なかった理由の深掘りと対策立案である」ということが伝わるのではないかと期待して再度同じテーマで記事を書きます。(100分の2は伝わるかな…)

目次

○×記録表

これはある問題集を解いた結果の記録表の一部です。ご本人様に掲載の許可をいただきました。この表によってふりかえりが加速するので、表を記録することはとても良いことです。

○×表

さて、この表では全16問を計6回(全部で96回)解いていることが確認できますが、ではこのうち意味のある勉強はどのくらいだと思いますか?

結論

先に答えを言ってしまうと

  • 意味のある行為は2%
  • 点数は上がらないが仕方ない行為が17%
  • 残りの81%は意味のない行為

となってしまっています。

解説

何度も言っていますが、

試験勉強とは「勉強前では解けなかったはずの問題を勉強後では解けるようになっている」ために何かをする時間です。「テキストを読んで授業を聞いて問題を解くこと」ではありません。試験勉強=「できない問題をできるようにすること」です。

試験勉強とは「できなかった理由の深掘りと対策立案」である<理由>

上記の○×表で、出来なかった問題が確実にできるようになっているのは水色の2箇所だけです。

意味のある行為

 

それ以外は

  • ずっと○
  • ずっと×
  • ○と×がバラついていて、偶然出来たり間違えたり

しています。

仕方ない行為

1回目(緑色)は、それ自体で点数は上がりませんが○×を判定するために仕方なくやらなくてはいけない行為です。問題を解くこと=試験勉強ではないというのは、そういうことです。模試を受けっぱなしにして復習しないくらいなら受けない方がマシというのは、そういうことです。

意味のない行為

ピンク色のように

  • ずっと○
  • ずっと×
  • ○と×がバラついていて、偶然出来たり間違えたり

を続けるくらいなら、その時間(ピンク色の)問題を解くのをやめて、×をじっくりふりかえって次○にするための対策立案に使う方が良いです。

それをせずただ問題を繰り返し解いてしまうと、81%も意味のない行為になってしまっているので生産性が低いです。

  • 意味のある行為は2%
  • 点数は上がらないが時間をかけざるを得ない仕方ない行為が17%
  • 残りの81%は意味のない行為

もし、一回のふりかえりで×が○になるくらいふりかえれたら、

  • 意味のある行為は41%
  • 点数は上がらないが時間をかけざるを得ない仕方ない行為が59%

になります。意味のある行為41%の人は意味のある行為2%の人に比べて、生産性が20倍以上高いです。1回ですべて○にするのが無理でも、2回ですべて○にできるだけでも生産性が約15倍になります。

勉強の生産性が低いまま勉強しても時間のムダ(煽り)

だから、「出来なかった理由の深掘りと対策立案」が、勉強の生産性を最も高めるのです。

おわりに

これでやっと伝わったのではないかと思います。
具体的なやり方はこちらをご覧ください。

試験勉強とは「できなかった理由の深掘りと対策立案」である<やり方>

ここまで読んでいただきありがとうございました。

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